河井案里被告(参議院議員)有罪判決!自民党・安倍元首相・菅首相・二階幹事長らの関与は?

政治

河井案里被告(47)(参議院議員)が夫で元法務大臣の河井克行被告(57)とともに、おととしの参議院選挙で広島の地元議員5人に合わせて170万円を渡したとして、公職選挙法違反の買収の罪に問われました。

 

裁判では河井案里議員が無罪を主張、検察は懲役1年6か月を求刑していましたが、東京地方裁判所は4人の県議会議員への現金譲渡は

「自民党広島県連の支援を得られず厳しい選挙情勢の中、県議会議員に渡した現金は票の取りまとめの報酬に見合う」

と指摘し、地元議員らへの現金譲渡は買収目的と判断し

「供与額は多額に及び刑事責任重い」
「公正選挙という民主主義の根幹を害する犯行で刑事責任は重い」

などとして懲役1年4か月、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。

 

起訴内容のうち10万円を渡したとされる一部については

「主導は河井克行元法務大臣」

として無罪との判決。

判決について河井案里参議院議員はコメントを発表

「当方の主張の一部しか受け入れられず、その点では大変遺憾」
「判決内容を精査し今後の対応を検討する」

「非常に不満が残る判決」
との河井案里参議院議員の弁護士のコメントも。

 

専門家のコメント

「厳しい選挙だった、時期や相手の立場、やりとりなどからの買収認定は説得力あり、量刑も常識的」

として判決が相応だとの認識です。

 

有罪判決が確定すれば、公職選挙法の規定によって河井案里参議院議員の当選は無効になりますが、控訴すれば議員の立場が継続とされます。

 

6月に逮捕された後に河井案里参議院議員に支給された議員報酬等は3700万円ほどに上ります。

 

不正選挙という公平性を著しく害する犯行の有罪判決を言い渡されているのに、当たり前のように議員報酬を受け取れるという現行の議員制度にさまざまな疑問が持たれています。

 

夫である河井克行元法務大臣の共謀については

「河井克行元法務大臣が現金譲渡を取りしきっていたと認められる」
「厳しい選挙情勢の中、案里議員の現金譲渡は単独行為ではなく、河井克行元法務大臣指示の元に実行。共謀による犯行である」

と指摘しました。

 

この判決は、大規模買収の罪に問われている河井克行元法務大臣の裁判の行方にも影響を与えるとみられます。

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自民党・安倍元首相・菅首相・二階幹事長らの関与は?

2019年7月の参院選広島選挙区で初当選した元自民党所属の河井案里参院議員側に対し、党本部から約1億5000万円の選挙資金が振り込まれていた事実を巡る自民党の「やり方」が問題視されている。

 

安倍晋三元首相や二階俊博幹事長、当時の官房長官である菅義偉現首相ら自民党本部から、選挙資金や応援演説など、全面的に支援を受けた形で参院選初当選した河井案里参議院議員。

 

同じ広島選挙区で公認され現職だった溝手顕正元防災担当相と安倍晋三元首相の間には深い確執があり、対立候補として河井案里参議院議員を擁立し全面支援。溝手氏に対する党本部からの選挙資金は約1500万円。

 

溝手氏は参院選で河井案里参議院議員に敗北している。

 

 

通常の選挙資金相場の10倍ともされる金額が自民党党本部から振り込まれ、その振り込まれた当の本人、河井案里参議院議員が公職選挙法違反で有罪判決を受けているとなれば、誰しもがその1億5000万円を買収に使用したのでは?という考えに至るのは当然あり得る話です。

 

事実、当時の安倍晋三元首相の側近である下村博文選対委員長が、

「党本部(の振り込み)ということであれば幹事長あるいは総裁の判断ということになる」
「特定は出来ない。どこの指示かはわからないがそういうレベルだ」

という安倍晋三元首相か二階俊博幹事長の判断だとテレビ番組内で示唆。更に、通常は候補者に自民党本部が直接政治資金を含めた選挙活動費を振り込むのはあり得ない話。想像を超えている金額。と強調していた。

 

自民党内部からも多額の選挙資金の問題について

「不公平だ」
「金の使い方を間違えている」

など不満が噴出しました。

 

全面的に支援をしていた自民党本部・安倍晋三元首相・二階俊博幹事長・菅義偉現首相らによる買収への関与が疑われていますが、実際に大きく動いた現金、1億5000万円についての説明が曖昧なまま裁判は進んでいます。

 

安倍晋三元首相は当時の衆院予算委員会にて

「政治資金の移動は何ら問題ない」
「政治資金収支報告書にしっかり記載し報告する旨のコメントがあった」

と答弁しています。

 

菅義偉現首相は河井案里参議院議員の有罪判決を受け、

「行政の長として、個別事件の裁判所の判断について申し上げるべきではない」
「政治家は一人一人国民の負託を受けて、国民から疑念を抱かれないように襟を正して活動していくことが大事」

と述べ、こちらも説明責任を果たす気はないように見受けられます。

 

二階俊博幹事長は有罪判決に対して、

「判決が確定していない中でのコメントは差し控える。自民党としては常に襟を正し、引き続き緊張感を持って国民の信頼回復に努めていく」

と説明する気はないようです。

当時、二階俊博幹事長は1億5000万円について

「党内の基準と手続きを踏んだ上で支給したものと承知している」
「広報紙を複数回、全県に配布した費用に充てたと報告を受けている」
「厳格な基準の下、公認会計士が各支部の支出をチェックしている」
「買収に使うことができないことは当然」

と答えていますが、別日には

「党として支出した先がどうなったか細かく追究していない」
「党は承知していない」

と内容が180度方向転換して世間を驚かせています。

 

更に、中国新聞が

「1億5000万円のうち1億2000万円が政党助成金を原資とし、河井夫妻が支部長を務めた二つの支部が広島選管に出した報告書に使い道を示していない」
「自民党幹事長室は政党交付金の使途報告書が詳細が不明のまま提出された」

と報道し、税金が原資の1億5000万円にも上る政党助成金の使途が確認できていないことを自民党が認めた形となりました。

 

河井案里参議院議員は「一身上の都合」として自民党を離党。
離党したのだから説明する必要性はないとの自民党・安倍晋三元首相・二階俊博幹事長・菅義偉現首相のスタンス。

 

ていの良い「トカゲの尻尾切り」に見えるのは私だけでしょうか?

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まとめ

河井案里参議院議員の有罪判決を受け、専門家は

「これまでは選挙から時期が離れていると現金を渡す理由が複数考えられることから、立件されることが少なく政治家の間で『なんとなく大丈夫な基準』ができていたが、今回の判決で買収が認定されれば時期は関係ないということが示された。政治家は襟を正していく必要がある」

と述べられていますが、お金を使うベクトルが明らかに間違っていた今回の事件。

 

公正な選挙とは程遠い「金で票を買う」という行為に対する有罪判決の裏にはまだまだ隠蔽されている事実があるように私は感じました。

 

二階派でもあった河井案里参議院議員。

「トカゲの尻尾切り」
「自民党の隠蔽体質」
「説明責任」
「パンケーキおじさん」

など裏に見え隠れする闇政治ではなく、クリーンな通気性の良い政治を有権者として切に望みます。

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